車のサブスクとカーリースはなにが違うの?サービス内容や手続き方法を比較してみた
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車を所有するとなると気になるのが費用ですよね。購入費や維持費など、車といえばお金がかかるというイメージがあるのではないでしょうか。
最近は、購入する以外にもサブスクやカーリースなどさまざまな手段がありますが、いったいどれがお得なのでしょうか。
この記事では、車を購入する場合とサブスク、カーリースで利用した場合の費用や手続きの違いについて紹介します。
車に乗る方法にはどんな手段があるの?
代表的な3つの手段について、それぞれの特徴を見てみましょう。
サブスク
サブスクとは定額サービスのことで、最近では月々定額を支払い、音楽や動画が見放題というサービスを使っている人も多いでしょう。
車のサブスクでは、車両代や自動車税、車両整備代、自動車保険といった車両を維持するために必要な費用が月々の定額料金に含まれているのが特徴です。
契約によっては、契約期間途中での乗り換えも可能な場合があります。
カーリース
毎月一定の金額で車を利用できる点において、サブスクの一種といえるでしょう。一般的にサブスクと呼ばれるサービスとの大きな違いは、長期利用向きであることです。
カーリースによっては、7年や9年という長期で契約が可能であり、契約期間が長いことで、月々の支払額を抑えられるでしょう。
購入
車両代や税金、保険などすべてを自己負担し所有する方法です。契約期間の制限はないため、ずっと自分のものとして利用することができます。
また、新しい車を購入する場合は、下取りに出すことも可能です。 パーツの取り付けなど、車両の改造も自由に行うことができます。
一般購入とサブスク・カーリースを比較してみた!
では、トヨタのヤリスを例に、購入とサブスク、カーリースで利用したときの違いについて比較してみましょう。
費用を比較
購入 | サブスク | カーリース | |
---|---|---|---|
月々の使用料 | 0円 | 37,070円~ | 42,570円~ |
車両代 | 1,395,000円~ | 月々の使用料に含まれる | 月々の使用料に含まれる |
自動車税(年額) | 30,500円 | 月々の使用料に含まれる | 月々の使用料に含まれる |
自賠責保険(年額) | 12,700円 | 月々の使用料に含まれる | 月々の使用料に含まれる |
任意保険(年額) | 21,830円 〜 | 月々の使用料に含まれる | 21,830円 〜 |
車検費用(自賠責、重量税のぞく) | 約60,000円 ~ | 月々の使用料に含まれる | 月々の使用料に含まれる |
※サブスクは『KINTO ONE』、カーリースは『オリックスカーリース』を利用して5年契約の場合です。
※任意保険料は、30歳以上、ゴールド免許の場合です。
カーリースには、任意保険料が含まれていないことが多いため、自身で加入する必要があります。任意保険の金額は、年齢や事故歴、走行距離などによって決定され、運転歴が浅い人や若い人にとっては負担額が増えるため、サブスクと比較するとデメリットといえるでしょう。
車検費用とは一般的に、法定費用(自賠責保険料、自動車重量税、検査手数料)と点検基本料、部品の交換費用をすべて合わせた金額を指します。ヤリスの場合、検査手数料は39,150円です。
点検基本料は、どこで車検を受けるかで異なり、ディーラーの場合は、40,000円~50,000円程度、ガソリンスタンドや整備工場は20,000円~30,000円程度が相場でしょう。 一緒にオイル交換や、ブレーキパッドなどの部品交換を行えば、その分金額が上乗せされることになります。
初回の手続き方法を比較
車に乗るためには、さまざまな手続きを経る必要があります。
サブスクの場合
多くのサブスクでは、インターネットにて申込みが可能です。サイト上で車両やオプションなどを選択し、必要事項を入力して審査を受けます。
審査を通過すると車両登録に関する書類が届くため、必要事項を記入して提出。納車日を決め、車両を受けとります。
カーリースの場合
カーリースについても、インターネット上で手続きが可能です。サイト上で車両やオプションについて選択し、審査を受けます。
審査後は、契約書など必要書類が届くため、記入し提出。リース契約に引き続き、車両登録の手続きが完了したら、車が納車されます。
購入する場合
ディーラーや自動車販売店にて見積もりの受け取り、試乗をして契約。必要書類を提出し、車が納車されます。
車に乗るならサブスクがおすすめ!
お得に車に乗るのなら、サブスクがおすすめである理由を紹介します。
急なライフスタイルの変化があっても安心
長く車を使うと考えれば、カーリースの方が総額は安くなるケースが多いです。しかし、「海外転勤の可能性がある」「車が必要なのは3年~5年程度」など、ライフスタイルに合わせて車を所有したい場合は、サブスクがおすすめです。
任意保険も月額料金に含まれていることが多い
カーリースの利用料には任意保険が含まれていないことが多く、自身で加入する必要があります。10代、20代で任意保険料が高い世代や運転歴が浅い人は、利用料に任意保険が含まれているサブスクはメリットになるでしょう。
いろんな車に乗ることができる
サブスクの魅力は、契約期間が1ヶ月から可能なサービスがあるなど、車の返却や乗り換えが容易に行える点です。 「同じ車に乗り続けるのは飽きてしまう」「ほかの車種も運転してみたい」という人はサブスクがぴったりでしょう。
車が定額料金で乗れるサブスクを紹介
近年、さまざまな車のサブスクが登場しています。希望する契約期間や選べる車種によって使い分けましょう。
KINTO ONE
「KINTO ONE(キントワン)」は、トヨタの新車に乗ることができるサブスクです。月額料金には、車両費や各種税金、メンテナンス費用、車両保険なども含まれています。
契約期間は、3年、5年、7年から選択できるため、ライフスタイルに合わせて車の乗り換えが可能です。
ClickMobi
「ClickMobi(クリックモビ)」は、日産自動車が提供するサブスクサービスで、WEB申し込みで自宅へ納車してくれます。
契約期間は3年、5年、7年から選ぶことが可能です。月額料金には、車両費、自賠責保険、車検やメンテナンス費、各種税金などが含まれています。
さらに、ナビやドライブレコーダー、ETCが装備されているのもお得ですね。
定額カルモくん
「定額カルモくん」は、国産メーカー全車種から選ぶことができるのが特徴のサブスクです。契約年数は、1年~11年から選択可能。
月額料金には、車両費、自賠責保険、各種税金などが含まれています。契約満了時に追加料金なしで車両がもらえる「乗り放題オプション」をつけることも可能です。
ノレル
「ノレル」は、中古車売買サービスガリバーが提供するサブスクで、国産車だけでなく外車も選べる豊富なラインナップが特徴です。もちろん、車両代や自動車税、自動車保険、車両保険なども月額料金に含まれています。
合わせて、利用中の相談や新着在庫のお知らせ、駐車場探しのお手伝いなど、丁寧なサポートがあるのも高ポイント。
まとめ
車のサブスクを利用すれば、車に乗るために必要な出費を大幅に減らすことができることがわかりました。また、契約期間の短いサブスクを利用すれば、ライフスタイルに合わせて車を乗り換えたり手放したりしやすい点も大きなメリットでしょう。
お金がかかるからと車を利用することを諦めていた人は、ぜひサブスクを利用してみませんか。サブスクを上手に活用して、便利でお得なカーライフを実現させましょう。