スペシャルティコーヒーってなに?サブスク購入でおうちでゆっくり味わおう!

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最近よく耳にするようになったスペシャルティコーヒー。スペシャルティコーヒーは、1960~1990年代後半のコーヒー大量生産の時代に失われつつあったコーヒー文化を再構築するために生まれたコーヒーです。

この記事では、スペシャルティコーヒーとは具体的にどのようなコーヒーのことをいうのか、普通のコーヒーとはどう違うのかについて紹介します。

また、スペシャルティコーヒーを味わえるお店やサブスクもあわせてご紹介しているので、ぜひ読んで参考にしてみてくださいね。

スペシャルティコーヒーって知ってる?

スペシャルティコーヒーって知ってる?

早速、スペシャルティコーヒーについて学んでいきましょう。

スペシャルティコーヒーとは

スペシャルティコーヒーを語るにおいては、まず、コーヒーの歴史を紐解く必要があります。コーヒーは、現在世界各国で飲用されている嗜好飲料です。15世紀頃、中東・イスラム世界で飲み始められ、19世紀には世界中で飲用されるようになりました。

日本では江戸時代後期になって初めて商品として輸入されるようになります。戦後の高度経済成長期に、喫茶店やファミレス、カフェなどで広く国民に飲用されるようになり、大量生産・大量消費を重視した体制で市場は急成長しました。

その成長の過程で、とにかく安くコーヒー豆を仕入れ販売するという価格競争がおき、生産者の労働状況悪化によるコーヒー豆の品質の低下に至ってしまったのです。

そこで、コーヒーそのものの価値を見直すためにスペシャルティコーヒーという概念が登場しました。スペシャルティコーヒーは、農園からコーヒーカップに至るまでの工程を適正に、明確に行われることが必須条件です。

栽培管理→収穫→生産処理→選別→品質管理→輸送・保管→焙煎→抽出の全工程において、「どこで」「だれが」「どのように」の作ったのかが明確に分かる仕組みとなっています。

そうすることによって、消費者は安心して高品質なコーヒーを飲むことができ、生産者は労働環境が向上し、生活が担保されるというWin-Winな関係が築かれるのです。

スペシャルティコーヒーは、コーヒーに関わる人みんなが幸せになるコーヒーといえるでしょう。

日本スペシャルティコーヒー協会について

日本スペシャルティコーヒー協会(通称SCAJ)は2003年に設立され、スペシャルティコーヒーの普及と啓蒙を図り、日本の「コーヒー文化」と生産国の「自然環境と生活レベル」の発展を活動の基本構想として活動しています。

協会の始まりはアメリカで、Specialty Coffee Association of America(通称SCAA)として1982年に設立されました。現在ではヨーロッパスペシャルティコーヒー協会と統合し、スペシャルティコーヒー協会(SCA)としてコーヒー業界の繁栄、公平、持続可能な活動を支援しています。

スペシャルティコーヒーの評価の基準

スペシャルティコーヒーは、生産工程が一貫して適正になされ、生産者と消費者間双方に利益がもたらされることが必須条件である、ということは先に述べました。それに加え、下記の7つの項目で、コーヒーの品質、風味に徹底された評価基準が設けられています。

1.カップ・クオリティのきれいさ
カップが清潔で、栽培地のコーヒーの特性がはっきりと表現できているかどうか。

2.甘さ
コーヒーの実の熟度や均一性が適正で甘さが表現できているかどうか。また、苦み、刺激的な酸味が甘さを阻害していないかどうか。

3.酸味の特徴評価
刺激的な酸味、不快な印象を与える酸味、爽やかさ・キレの無い酸味、劣化した嫌な酸味がなく、明るく爽やかで繊細な酸味であるかどうか。

4.口に含んだ質感
粘り気、密度、濃さ、重さ、舌触りの滑らかさなどの感覚・触覚が評価に値するものであるかどうか。

5.風味特性・風味のプロフィール
栽培地域の特性が正しく表現できているか。

6.後味の印象度
コーヒーを飲み込んだ後の「口に残るコーヒー感」が、甘さの感覚で消えて行くのか、あるいは、刺激的な嫌な感覚がにじみ出てくるのかどうか。

7.バランス
コーヒーの風味の調和がとれているかどうか。

スペシャルティコーヒーはどこで飲めるの?

スペシャルティコーヒーはどこで飲めるの?

スペシャルティコーヒーは、コーヒー専門店やカフェなどで飲むことができます。

カップオブエクセレンス(1年で特に優れた品質のコーヒー豆を決める品評会)で入賞したコーヒーが飲めるお店や、スペシャルティコーヒーを生豆から焙煎し飲むことができるお店などがあります。

また、スペシャルティコーヒーをカルディなどの店舗や通販で購入したり、サブスクで定期購入したりして、自宅で飲むこともできます。

スペシャルティコーヒーが飲めるおすすめサブスク4選

スペシャルティコーヒーが飲めるおすすめサブスク4選

PostCoffee (ポストコーヒー)

世界15カ国で生産された高品質のスペシャルティコーヒーが毎月3種類(9杯分)届きます。扱う豆はどれも生産量がわずかな希少なコーヒー。

ホームページで7個の質問に答えると好きなコーヒータイプを診断してくれます。毎月どんなコーヒーが届くかワクワクしちゃいますね。

PostCoffee

Slurp(スラープ)

2014年にフィンランドで創業した会社が運営する、世界のスペシャルティコーヒーを世界の自宅に直送するサブスクです。

クイズ形式であなた好みにパーソナライズされたコーヒーを、世界で活躍する焙煎家が、新鮮なおいしさと香りをそのまま届けてくれます。

生産国から焙煎を経て届いた一杯のコーヒーはどんな味なんでしょうね。

Slurp

THE COFFEESHOP(ザ・コーヒーショップ)

選び抜かれた最高品質のスペシャルティコーヒーを100%使用。生豆のセレクトから焙煎、カッピング、パッキングまで丁寧に行い、焙煎してから2日以内の新鮮なコーヒー豆を自宅まで届けてくれます。

焙煎所を併設したカフェ、ローストワークスを東京大学駒場キャンパス近くで営業しているので、お店で味わうこともできます。

THE COFFEESHOP(ザ・コーヒーショップ)

Coffee Base KANONDO(コーヒーベース カンオンドウ)

京都四条烏丸にある自家焙煎のコーヒースタンドのサブスク。スペシャルティコーヒーを注文が入ってから焙煎するので、新鮮な状態で発送してくれます。コーヒーを愛してやまない店主から届くコーヒーが待ち遠しい!

Coffee Base KANONDO

【番外編】業者向けの通販サイト「WATARU(ワタル)」

スペシャルティコーヒー専門の業者向け通販サイト。生産者と日本の消費者をつなぐ架け橋として、世界中の生産国へ足を運び、高品質なコーヒー豆を輸入しています。

私たち消費者とは直接的に関係ありませんが、もしかしたら私たちが口にするコーヒーは、WATARUのこだわりのスペシャルティコーヒーなのかもしれません。

まとめ

コーヒーの味わいは複雑で、とても一言では表現できません。コーヒーの生産から輸入、焙煎、抽出まで、さまざまな人が関わり、消費者に届くまでの工程もまた、とても複雑だと分かりました。

スペシャルティコーヒーの背景、定義を知ることによって、コーヒーのことをもっと知りたくなった人も多いのではないでしょうか。

サブスクを利用すると、さまざまなスペシャルティコーヒーを定期的に飲むことができます。ぜひ、あなたピッタリあったサブスクを見つけてくださいね!

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