コーヒー豆は産地で味が違う！いろんな産地のコーヒー豆に出会えるサブスク5選

コーヒー豆のサブスクとは、定額制でおいしいコーヒー豆を届けてくれるサービスのことです。自宅にいながら本格的なコーヒーを楽しめるのはもちろん、普段なかなか出会えない産地のコーヒー豆も味わえるので、コーヒー好きならぜひチェックしたいところ。

世界中の産地に想いを馳せたり、コーヒー豆について知識を深めたりと、より一層コーヒーを楽しめるので、ぜひこの機会に検討してみてください。

コーヒー豆の産地が違えば味も違う？

コーヒー豆はおよそ70カ国で栽培されており、産地のほとんどが熱帯地方です。赤道と並行したベルト状に産地が広がることから「コーヒーベルト」とも呼ばれています。

ここではまず、コーヒー豆の名前や産地別の特徴を解説していきます。

コーヒー豆の名前は産地名

コーヒー豆の名前は、多くの場合、産地から名づけられています。国名をそのまま使った「コロンビア」や「ブラジル」、「グアテマラ」。イエメン・モカ港から名づけた「モカ」や、タンザニアにある山から名づけた「キリマンジャロ」など発信地や産地の名前が由来となったものもあります。

コーヒー豆の味の違いとあわせて、産地である国や場所に思いを馳せるのもコーヒーの楽しみ方のひとつですね。

コーヒー豆産地別の特徴

複数の産地を混ぜあわせた「ブレンド」と異なり、「シングルオリジン」は産地のほかにエリアや農園も同じ、生産処理も同じ品種のコーヒーのことを指します。

気候や土壌の条件にあわせて栽培される「シングルオリジン」は、果物のようなフルーティーさがあるもの、ハチミツのような甘い香りのするものなど実に個性的です。

産地によってどれほどの違いがあるのか、ここからは「シングルオリジン」の産地別の特徴を解説していきます。

こちらの表から、「シングルオリジン」は産地によって味わいが異なることがわかりました。コーヒー豆自身がもつ個性を純粋に楽しみたい方は、産地や農園に着目して飲み比べてみるのもおすすめです。

コーヒー豆を選ぶときに知っておきたいこと

コーヒー豆は産地別に特徴があることがわかりました。ここからは数多くあるコーヒー豆から好みのものを選ぶときに踏まえておきたいポイントについて、産地、品種、ランク、焙煎度合の順で解説していきます。

産地

コーヒー産地の地図があるほど多数ある産地は、以下のアフリカ、中南米、アジアの3地域にわけられます。

＜アフリカ＞
コーヒー発祥地エチオピアの「モカ」や、タンザニアの「キリマンジャロ」が有名。

＜中南米＞
中南米のなかでもコーヒー豆の産地として世界最大とされているのがブラジルです。さらにコロンビアやグアテマラ、コスタリカなども産地として知られ、とくにジャマイカの「ブルーマウンテン」は高級なコーヒーとして名を馳せています。

＜アジア＞
ジャワ島の「ジャワロブスタ」やインドネシアの「マンデリン」などが挙げられ、インドネシアはコーヒー生産国のなかでも世界第4位を誇っています。

品種

コーヒー豆にはたくさんの品種があります。日本国内で手に入る一般的なコーヒー豆の品種は、「カネフォラ種（ロブスタ）」と「アラビカ種」の2種類です。それぞれの特徴は以下の通りです。

＜カネフォラ種（ロブスタ）＞
カネフォラ種（ロブスタ）は、低地で栽培されており、栽培条件を選ばないため栽培も簡単です。そのため比較的、安価で購入できます。

＜アラビカ種＞
アラビカ種は、日本国内で購入できるコーヒー豆の約6割を占めています。高地での栽培で、栽培条件を選ぶため手間のかかる品種でもあります。アフリカのエチオピアを原産国としており、強い酸味と花のような香りが特徴的です。

ランク

欠点数をはじめ、サイズやカップテストなど基準が異なるため表記方法は統一されていませんが、コーヒー豆にもランクがあります。

欠点数は、生豆300gの中に、異物や未成熟の豆、虫食いのある豆などがどれくらい含まれているかによって、産地ごとにランクづけする方法です。

コーヒー豆選びに悩んだら、種類ごとのランクや人気ランキングを参考に選ぶのもいいですね。

焙煎度合

コーヒーの独特な風味は、生豆を煎ることでコーヒー豆の成分から引き出されたものです。同じ生豆でも、コーヒー豆の香りや苦み、甘み、酸味など、焙煎度合によってさまざまな表情を見せてくれます。

焙煎度合は大きく「深煎り」「中煎り」「浅煎り」にわけられ、焙煎度合によって酸味が強く出たり、苦みを強く感じたりと味わいに広がりが出ます。

いろいろな産地のコーヒー豆を楽しめるサブスク5選！

奥深いコーヒー豆をできることなら全種類試してみたいけれど、自分で選ぶのは大変ですよね。そこでおすすめしたいのが、定額制でいろいろな産地のコーヒー豆を楽しめるサブスクです。

サブスクごとにこだわりのラインナップやサービスとなっているため、ぜひ検討してみてください。

Warm Hearts Coffee Club（ウォームハーツコーヒークラブ）

「Warm Hearts Coffee Club」が扱うのは、アフリカ・マラウイ産のAAランクのコーヒー豆です。豊かな自然と気候を活かして無農薬で栽培されており、生産量が少ないことから日本でも珍しいコーヒー豆となっています。

また、コーヒー豆を購入すると産地の子どもたちに給食が届くフェアトレードコーヒーでもあります。希少価値のある良質なコーヒー豆を飲みたい方にとくにおすすめしたいお店です。

こちらではコーヒー豆の鮮度を大切にしているため、コーヒーのスペシャリストが焙煎したものを当日中に送料無料で発送してくれます。

豆、粉、ドリップバッグから好みにあわせて、月に1回または2回届く定期便がお得です。

Warm Hearts Coffee Club

株式会社坂ノ途中オンラインショップ

株式会社坂ノ途中の「海ノ向こうコーヒー定期便」は、コーヒーのストーリーがわかるリーフレットとともにコーヒーを届けてくれるサービスです。焙煎士が丹念に焙煎した、旬を意識したコーヒーを毎月2種類届けてくれます。

ラオスやミャンマー、中国・雲南など「海ノ向こう」にある世界中の産地に想いを馳せながら、まるで旅するかのようにコーヒーを楽しめるのが魅力です。

ポストに届けてくれるため、外出の多い方も受け取りの手間がいりません。また、コーヒーにあうおやつもセットにできるため、毎日の息抜きにぴったりなサービスとなっています。

株式会社坂ノ途中オンラインショップ

LIGHT UP COFFEE（ライトアップコーヒー）

東京都吉祥寺にあるコーヒーショップ「LIGHT UP COFFEE」では、自家焙煎したスペシャルティコーヒーを販売しています。味を追求し、丁寧に作られたスペシャルティコーヒーは、農園ごとの個性や素材の風味が光るこだわりの逸品。

毎月と隔週の定期便が用意されており、販売開始前のコーヒー豆や店頭に並ばないコーヒー豆などを届けてくれることもあります。おいしく飲める「淹れ方レシピガイド」やコーヒー豆ごとの特徴が記載された「豆の情報カード」つきです。

鮮度をキープするため基本的には豆ですが、コースによって粉やドリップパックでの販売もされています。バリスタによって抽出されたエスプレッソを冷凍して作ったエスプレッソキューブも魅力的です。

LIGHT UP COFFEE

PostCoffee（ポストコーヒー）

コーヒー診断で自分にぴったりなオーダーメイドコーヒーが毎月届くのが「PostCoffee」です。約15万通りから自分にあったコーヒーや淹れ方などを診断、カスタマイズされたコーヒー豆が届きます。

届いたコーヒー豆に対してフィードバックを行うことで、より自分好みのものを選べるのもポイントです。世界およそ15カ国の農園と30種類のコーヒー豆からセレクトしたスペシャルティコーヒーが毎月3種類、フィルターやミルク、シュガーなどとセットになって届きます。

できるだけ手軽にコーヒーを飲みたい方から、いろいろな種類を飲みたい方までコーヒーライフを充実させてくれるサービスです。

PostCoffee

WOODBERRY COFFEE（ウッドベリーコーヒー）

世界中にあるいろいろなコーヒーを楽しみたいのであれば、「WOODBERRY COFFEE」の定期購入サービスもおすすめです。毎月1回、焙煎士が厳選した旬のおいしいスペシャルティコーヒーを3種類届けてくれます。

毎日のオフィスや食卓でコーヒーを楽しめるよう続けやすい価格設定です。コーヒー豆は「豆のまま」はもちろん、「極細挽き」「細挽き」「中挽き」「粗挽き」とお好みの挽き目を注文できます。

そのほかにも「WOODBERRY COFFEE」では、関連機器の卸売りやバリスタトレーニングといった活動も行っています。もっと本格的に自宅でコーヒーを楽しみたい方は、検討の価値ありです。

WOODBERRY COFFEE

まとめ

一言にコーヒー豆といっても、産地や品種、精製方法などにより違った味わいが楽しめることがわかりました。1日のはじまりやホッと一息つくときなど、普段からコーヒーを飲む機会のある方なら利用しない手はありません。

プロが厳選し、焙煎した良質なコーヒー豆が定期的に届くことで、生活がより豊かに彩られることでしょう。